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コロナ禍で「昭和の大物」も愛した銀座の老舗が次々閉店

銀座のタクシー乗り場にも閑古鳥が…

銀座のタクシー乗り場にも閑古鳥が…

 中古ブランド品販売店「ロコシーラ」は5月26日、銀座本店を含む全5店舗の閉店を発表。店舗によっては売り上げの大半がインバウンド客によるものだったという。

 ワイドショーなどで盛んに喧伝される「夜の街」界隈の影響も深刻だ。通常なら夜の接待帰りの会社員や、インバウンド客が長蛇の列を作る銀座6丁目のタクシー乗り場を訪れると、数人の乗客がタクシーを待つだけで閑古鳥が鳴いていた。ある運転手が嘆く。

「銀座のお客様は、接待相手を家まで送ったり、同僚が順番に降りたりして長距離乗ってくれるので、狙って営業する運転手は多いのですが、いまは在宅勤務や会食禁止の会社が多くて、1時間半以上待ってもお客さんを乗せられない。

 緊急事態宣言が出た4月以降は、新橋駅高架下の1番乗り場、6丁目の11番乗り場などの人気乗り場もほとんど人がいません」

 その影響もあってか、東京リムジン株式会社(飛鳥交通グループ)の銀座営業所は、7月1日付けで北区赤羽に移転した。

※週刊ポスト2020年8月14・21日号

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