新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、消費はどう変化しているのか。6月に「OZmall」が女性661人を対象に「コロナ禍をきっかけに、今までよりもお金をかけるようになったもの・こと」を調査したところ、「食料品45.2%」「テイクアウト26.9%」「酒類12.7%」「日用品12.6%」「オンラインサービス8.2%」という結果だった。自粛生活中の消費のリアルに迫るべく、生の声を集めた。
自炊も外食もしないのに増えた食費
30代の女性会社員・Aさんは、「家で食べる食費は2倍くらいに増えた。でも、外食が減ったので、トータルで見れば節約になっているかも」という。
「まず、化粧品を本当に使わなくなりました。コスメグッズで気分を上げていた自分が遠い昔のよう……。また、買い物帰りに友人とご飯に行ったり、服を買ったりしていたけど、そういう浪費がほぼゼロになりました。旅行も年に2回は行っていましたが、今年は中止。楽しみが奪われた反動なのか、自宅での食費が跳ね上がりました」(Aさん)
楽しみが次々となくなったAさんが、ストレス発散に選んだのが食事だった。具体的に食事をどう楽しんでいたのだろうか。
「私はもともと自炊しない派で、外出自粛になっても、自炊はろくにしないまま。結果、スーパーやコンビニで惣菜などを大量に買ってしまったり、デザートやおやつまで買うクセがついてしまいました。とくに、在宅になるとそれまで食べなかったジャンクフードがおいしくて……。ウーバーイーツやテイクアウトも楽しかったのですが、いまはお取り寄せスイーツやグルメにハマっています。特に明太子などご飯のお供系がいいですね」(Aさん)