家計

外出自粛でもお金をかけるようになったもの 出費増大のリアル内訳

自宅にトレーニング機器を購入

「コロナ太り解消のためにお金を使うようになった」というのは、30代の男性会社員・Bさんだ。

「肉や野菜は冷凍の業務用を買うようになりました。これまで缶で買っていたハイボールはボトルとペットボトルの炭酸に。私も必然的に“大型化”していきました(笑)。自炊は節約に繋がる面もあるのでしょうが、つい作る量が多くなりがちで、しかもいつでも食べられる状態なので、太りました。5キロ太ったので、ジムに通うか迷いましたが、コロナが心配なので、エアロバイクとダンベル、ワークアウト用のベンチを購入して自宅でトレーニング中です。サプリメントやプロテインにも興味があり、これからはフィットネス関連費用が増えていきそうです」(Bさん)

在宅ワークを快適にするために一気に環境整備

 20代の男性会社員・Cさんは、自宅にいる時間が多くなったことから、「快適な空間」づくりを目指した結果、出費がかさむようになったという。

「そもそも寝に帰るだけの家で、休日も外出することが多かった。語学や資格の勉強もカフェでしていたくらいですから、在宅ワークを快適にするためのものが何もない。そこで今回、固定回線、iPad、モニター2台、プリンタ・スキャナの複合機、デスクとチェア……と仕事環境を一気に整えました。それに伴って、通信費と電気代もものすごく増えましたね。夏も在宅勤務だと、エアコンの電気代がヤバそうです」(Cさん)

 加えてCさんは「やたらと有料サービスやサブスク(定額サービス)に入るようになった」と、浪費グセがひどくなったことを明かす。

「もっと家での生活を楽しみたいという思いから、YouTubeやpixivの有料プラン、Amazonプライムビデオ、Netflix、dアニメストアを契約。最近はアプリの月額課金制のもの、Kindle Unlimited とYouTuberのメンバーシップにいくつも入ってしまいました。どうにかしないと、サブスクの月額料金だけで結構な出費です」(Cさん)

 外出できない分、出費が減っているかと思いきや、思わぬところで消費が活発化しているようだ。

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