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出口治明×坂東眞理子 大学だけが怖がって閉鎖したままでいいのか

「大学の先生は怖い怖いといって、ずっとロックダウンしていていいのですか」と問う出口治明さん

「大学の先生は怖い怖いといって、ずっとロックダウンしていていいのですか」と問う出口治明さん

坂東:昭和女子大学も附属校は授業をしているのに大学だけクローズドです。社会の雰囲気に流されず、自分で判断、選択をして最後までやり遂げる女性を育てましょう――そう教育指針を掲げているのに、教員が「周囲と足並みを揃えよう」「目立つと叩かれる」と気にして、自主規制していては良い手本になれません。

出口:その通りです。APUも上半期はすべてオンラインで授業を進めましたが、秋からはオンサイト(大学で)の授業を始める方向で今検討しているところです。危険を恐れていたら何もできません。そもそも100%のリスクフリーなんて、世の中にはあり得ないのですから。

【プロフィール】
◆ばんどう・まりこ/昭和女子大学理事長・総長。1946年生まれ。東京大学を卒業後、1969年に総理府に入省。1998年に女性初の総領事(豪州・ブリスベン)に。2001年に内閣府初代男女共同参画局長を務め退官。2004年に昭和女子大学教授、2007年に同大学学長、2014年から理事長、2016年より現職。

◆でぐち・はるあき/1948年生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。ロンドン現地法人社長などを経て2006年に退職し、同年ネットライフ企画(後のライフネット生命保険)株式会社を設立。社長、会長を10年務めたのち、2018年より現職。

※女性セブン2020年8月20・27日号

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