夫や子供はどうせ頼んでもやってくれないし、話し合うのが面倒と思うかもしれないが、ここは妻が、「ひとりで背負わないことこそが家族の幸せにつながる」と意識改革をし、一歩踏み出してほしい。
手始めに、できないことを「できない」と言ってみよう。
「たとえば、前述の冷凍餃子のケース。夫の要求通り、品数の多い手作りご飯を毎回用意できないなら、“私の手も、家計も回らないの。どうしたらいいかな?”などと、助けを求めつつ、解決策をふたりで考えるような言い方をしてはどうでしょう。夫はお客様ではなく、家事・育児・介護を共にするパートナーなのですから」(佐光さん)
では、実際どのように対処したらよいだろうか? NG例とOK例を見ていこう。
家庭内アウトソーシングNG×OK例
【NG】逆らうと面倒だから夫や子供の言いなりに
食事の内容に文句を言う夫や子供は多いが…。作り直したり、要求通りにするのは、自分の首を絞めることになる。
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【OK】できないことは明言し家庭内ルールを決めよう
できないことは相談を。あるいは「食べたいものはお小遣いで買う」など、自分で食事の用意をすることを家庭内ルールにする手も。
【NG】楽することに罪悪感を覚えてしまう
ミール(調理)キット(※カット済みの肉や魚、野菜、調味料など、調理に必要な材料一式と簡単なレシピが入ったセット)など、時短ツールを使うと、嫌みを言われるケースも。そのせいで、時短ツールの活用に罪悪感を覚える人が…。
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【OK】家事の時短ツールは夫や子の家事入門グッズに
時短かつ手軽にできる家事こそ夫や子供にやってもらおう。「簡単で楽だ」というなら、家事初心者にもできるはずだ。