昨今様々な家事代行サービスが存在するが、育児のアウトソーシングは家事以上に抵抗を感じる母親が多く、ついワンオペに陥りやすい。シッターに依頼する場合、虐待やわいせつ行為にも注意しないとならないからだ。大切な命を託すことになるので、依頼先の選択がものをいう。ナチュラルライフ研究家の佐光紀子さんが話す。
「子供を誰かに預けるということは、自分の望むように子供を扱ってもらえない可能性がある、ということを肝に銘じる必要があります。それを踏まえて自分の中でどこまで妥協できるか考えて、預け先を選びましょう」
子供にとっては、多様な大人と接した方が、柔軟な人間関係を築くうえで役立つという説も。誰に預けてどこまでお願いするか、シッターなどの有料サービスだけでなく、下記の実例を参考にするのもおすすめだ。
以下、読者のリアルケースを紹介しよう。
子供は子供に任せて遊び時間を息抜きに
子供の遊びにつきあうのは、かなりの体力が必要だ。しかし、こんな“遊ばせ方”をしている読者も。
「休日に公園へ行くと、たいてい同じ保育園の子がいて一緒に遊んでくれます。それをベンチに座って眺めているときは家事や仕事からも解放され、唯一のリラックスタイムに」(40才・会社員)
「ママ友の家で子供同士で遊んでもらい、母親同士はその間、お茶や子育ての愚痴を楽しんでいます。家の中なので連れ去りや迷子の心配もなく安心」(38才・主婦)
ママ友も子育てのパートナーになる。