静音モデルでもやっぱり音は響く
さて、組み立て後もなかなか存在感のあるトランポリンだが、使用する際には、かならず平らな場所に設置することがポイント。実際にジャンプしてみると、垂直にぴょんぴょんと飛び跳ねるだけでもすぐに息が上がってしまう。初めて使用した日には、1分もしないうちに脱落。足の筋肉が弱っているためか、すぐにふくらはぎと太ももがパンパンに張ってしまった。その後も無理のない範囲で、数日置きに挑戦すると、徐々に身体も慣れていき、ジャンプできる時間も3分、5分、15分と伸びていく。
適度に汗をかくので、スポーツウェアや動きやすい服装が良いだろう。日頃から冷房が効いた部屋で汗をかきづらい、という人にも向いているかもしれない。
当初、自己流で垂直跳びだけをしていたのだが、YouTubeで「トランポリン」と検索するとプロによるエクササイズ動画が見つかった。自己流で使用するよりもエクササイズ動画を上手に活用する方が楽しく継続できそうだ。アップテンポの楽曲を流しながらジャンプすると、タイムキーパーにもなる。
ただし、楽しいからと言ってやりすぎは禁物。運動不足が続いている人は、無理をして長時間使用しない方がよいだろう。筋肉の超回復のためにも適度に間をあけて使用することをおすすめする。エクササイズをしたあとは、ゆっくりとふくらはぎや太もものマッサージやストレッチをしておこう。
最後に注意点をひとつ。販売されているエクササイズ用のトランポリンのなかには「静音」を売りにしているものも少なくない。今回、記者が購入したトランポリンも静音モデルだが、やはり音は響く。マンションの場合などは下の階に音が響くことも予想される。使用する際には、できるかぎり近隣に迷惑にならない時間帯に活用してほしい。