ウィズコロナの新しい生活様式において、“密”を避ける移動手段が求められている。他者との接触を回避するということでマイカーが再評価されているが、維持費や駐車場代金などの出費を考えると、車を持つことに躊躇してしまう人も少なくないのでは。そんな人たちの注目を集めているのが、カーシェアリングだ。
15分から予約可能。満タン返しの必要なし
「カーシェアリング」とは、会員がクルマを時間で“シェア(利用共有)”するシステム。全国47都道府県で主にタイムズパーキングを拠点に事業を展開する業界最大手の「タイムズカーシェア」では、15分からレンタル予約でき、返却時のガソリン給油も不要というサービスも提供されている。
同社は、ウィズコロナの移動支援として、午後6時~翌午前9時までの「ナイトパック」を料金770円(距離料金は別途要)で提供中。公共交通機関の“密”を避けた通勤、あるいは息抜きを兼ねた中・長距離ドライブにも人気だという。
「たとえば、会社の近くにある『タイムズカーシェア』のステーションで、クルマを午後6時以降に“ナイトパック”指定で予約しておき、クルマで帰宅。翌朝9時までにご返却いただければOK。あるいは週末にちょっと遠出して、夕食を楽しむなど、気軽に楽しんでいただけると思います」(パーク24経営企画本部 小田原真琴さん)
実際、利用者からは「ガソリン代込みで、マイカー通勤よりも経済的」「距離料金を含めても2000円内。人が少ない平日夜の買い物&ドライブは最高」と好評で、会員数も伸びている。追加料金はかかるが、時間延長も可能だ。