「お酒とタバコの同時値上げは痛い」
20代の男性会社員・Bさんは、「今後ストロング系チューハイだらけになるのでは」と皮肉る。
「新ジャンルは、家飲みのために箱買いしていました。お手頃価格で、ライトな飲み心地が気に入っていたのに……。増税になると、手っ取り早く酔えるということで、ますますストロング系の商品が人気になるでしょうし、類似商品も増えるのでは」(Bさん)
影響は家飲みに留まらない。喫煙者のCさんにとっては、酒とタバコの2つ同時となる大きな値上げとなるだけに、その影響は大きい。
「増税でタバコをやめようかと思っていたところに、さらにお酒までとは……。税金を取りやすいところから搾取していくスタイルってひどいです。ただでさえ、コロナで給料が減っているわけですし」(Cさん)
30代の女性会社員・Dさんは、糖質カットの商品があることから、新ジャンルを積極的に購入していた。
「ビールは高いし、糖質も気になるので、買うなら新ジャンルが多いです。タバコは健康に良くないから増税しやすいという側面もあるのでしょうが、健康に配慮したはずの新ジャンル商品も増税の対象となるという理屈が、さっぱりわかりません」(Dさん)
コロナ禍で景気の上昇が見込みにくいにもかかわらず、10月から嗜好品関係の負担が増す。複雑な気持ちを抱えながらその日を迎える人は多そうだ。