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治療費を減らすための「予防歯科」 歯科衛生士が3つのポイントを解説

正しい予防法を教えてくれた太田由美さん

【2】磨き残しをチェックしてもらう

 虫歯や歯周病の原因となるプラークには、とても強い粘着力がある。

「一生懸命に磨いている人でも、意外にプラークが落ちていません。特殊な液体をかけると、磨き残しがすぐに分かりますので、時々歯科医院で確認してもらって、磨き方に注意しましょう」

【3】クリーニングを受ける

 定期的に歯科医院でクリーニングを受けることも、予防歯科の大切なポイントだという。

「どんな人でも、磨けていない部分があって、そこの歯周ポケットにプラークや歯石が溜まります。これは、専門的な道具を使わないと清掃できません」

 虫歯や歯周病に気づいてから治療すると、多額の治療費がかかることになる。予防歯科で、命拾いした人もいるという。

「定期的に通院していた患者さんで、口腔がんを発見されたケースもありました。幸い早期だったので、手術を受けて事なきを得たそうです」

 予防歯科にも、保険と自費の設定がある。まずは、かかりつけの歯科医院に相談してほしい。

■取材・文/岩澤倫彦(ジャーナリスト)

※週刊ポスト2020年10月1日号増刊『週刊ポストGOLD 得する医療費』より

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