複数の友人を家まで車で送る羽目に
かつてバブル期には、移動時の足代わりに呼び出される彼氏のことを「アッシー君」と呼んでいたが、30代の女性会社員・Bさんは、姉や母親からアッシー扱いされることに、苛立ちを感じているという。
「母は免許をもっていますが、ペーパードライバー。姉は免許を持っていません。母親は70代と高齢なので理解できるのですが、問題は私の姉で……。買い物や個人的な用事、親戚の集まりなどで、いちいち送迎を要求してくるので、ほとほと嫌になります。一度『タクシーに乗ればいいじゃない?』と言ったら大ゲンカになりました。私だって自分の予定があるのに……」(Bさん)
姉の態度は新型コロナの感染拡大でどんどんエスカレート。Bさんは「私の役割は、完全にタクシー+ウーバーイーツです」と嘆く。
「姉に『どこ行くの?』と聞かれて、場所を伝えると『そこの近くにおいしいお店あるからちょっと寄ってテイクアウトしてきてよ!』という具合に、飲食店のテイクアウトが要求されるようになったんです。ひどいときは、テイクアウトのために姉を乗せて店まで運転させられたうえ、帰りの車中で姉がそれを食べ始める始末。車内は食べ物のにおいが充満するうえ、こぼれたものなどの掃除も私がすることに……。いい加減にしてほしいですね」(Bさん)
20代の男性会社員・Cさんは、免許を持っていない友だちが勝手に遊びのスケジュールを組んでしまうことに呆れている。
「自分は運転免許を持っていないのに、『車で行こうか』みたいな感じで、車移動が前提になっていることがよくあります。しかも、早朝や深夜出発みたいに、運転手の許可なしにどんどん決まっていく。この前、県内か近県あたりを旅行しようとなったときもそうで、しかも複数の友人をそれぞれ家まで送りました。もう電車で現地集合、現地解散にしてほしいくらいです」(Cさん)
「乗せてもらう」という気持ちを忘れないようにしたい。