定食の“ど定番”ともいえるのが、「豚の生姜焼き定食」。多くの定食チェーンで定番メニューとして提供されているのはもちろんのこと、牛丼チェーンでもお馴染みのメニューとなっている。そこで、松屋と吉野家という2大牛丼チェーンの豚の生姜焼き定食を食べ比べ、両店の特徴の違いを比較してみた。
まずは松屋。『豚肩ロースの生姜焼定食』(660円、税込み)が、定番メニューとして販売されている。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう説明する。
「松屋の“焼肉定食”は、テーブルセットにあるソースを自分で選ぶシステムですが、この『豚肩ロースの生姜焼定食』は特製生姜タレを使って調理しているのが特徴です。また、野菜サラダもお肉と同じ皿に盛ってあり、たっぷりのマヨネーズも付いてきます。松屋の定食の中では、かなり個性的なメニューです」
この松屋の『豚肩ロースの生姜焼定食』を、マネーポストのチェーン店グルメ担当記者Aが実食した。
「松屋の定食のお肉というと、薄切りのイメージがあったんですが、この豚ロース肉は結構厚めで大きくカットされていて、しっかりとした食べごたえがあります。生姜タレは濃厚でガツンとしていて、マヨネーズを絡めていくことでまろやかになってくる印象。味をちょっとずつ変化させながら食べられるのは、とても嬉しいです」
個性的な吉野家の豚生姜焼き定食
吉野家では『豚生姜焼き定食』(税込み657円)が季節限定メニューとして販売されている(2020年9月現在)。
「ごはん、味噌汁、鉄鍋にのった豚の生姜焼き、野菜サラダのセットです。生姜の風味が強いタレがとても個性的なメニューとなっています」(小浦氏)