一筋縄にいかないのが人間関係。なかには“誰かの主義主張やこだわりを押し付けられて困っている”という人もいるだろう。それが善意の助言であればまだいいが、完全にマウントを取りたいがための言動であるケースも少なくない。
たとえば、ダイエットでの成功体験を持っている人が、周囲の人の体形に口を出してくる……なんていうケースもある。そこで、ダイエットに関する“こだわり押しつけ”の実例を挙げ、芸能人の謝罪記者会見などを数多く仕切ってきた謝罪マスター・竹中功さんに、その対処法をアドバイスしてもらった。
【CASE】おデブをバカにするダイエット女性
娘と幼稚園が同じママ友の玲子さん(37才)は、有名ジムに通い、半年で20kgの減量に成功。それまではグループ内でもおとなしい存在だったのに「産後太りに悩んで諦めていたけど、ほら、私を見て! 何才だろうと頑張ればやせられるのよ」などと、よくしゃべるようになったんです。
私たちのママ友グループは、月1回、幼稚園近くのイタリアンレストランでランチをする習慣があるのですが、玲子さんのダイエットが成功して以来、いちばん年下でぽっちゃり体形の私がいじられるように……。
たとえば、私がカルボナーラセットを注文すると、「あなたって糖質と脂質の組み合わせが好きよね。糖質って皮下脂肪の元凶よ」と一言。さらに「最初にサラダを食べて、次に肉を食べると、糖質の吸収を抑えてくれるのよ。あ、麺をそんなに食べちゃダメ。せめて3分の2は残さないと」なんてまくしたてるから、食べた気がしないんです。
何か月かすると、私以外はチキンサラダしか頼まないようになり、私だけが玲子さんが言うところの“デブメシ”をがっついている状態に。子供の人間関係もあるから無下にもできず、どうすればいいのか悩んでいます。(31才・主婦)