60歳以降も会社員として働くと、国民年金を増やせるメリットもある。
国民年金は40年加入で満額受給できるが、大卒で22歳から60歳まで働き、定年時点で加入期間は38年と2年足りない人が少なくない。その分を「任意加入(※注)」で補うケースが多かったが、60歳以降も会社員として働き続ければ、国民年金の満額受給の条件を満たせる。
【※注/老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていない場合や加入期間が40年に満たない場合、60歳以降でも国民年金に任意で加入できる制度】
満額受給すると加入期間38年よりも受給額が月3250円ほど増える。20年間受け取るなら約80万円年金額が増えるのだ。