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温暖化で台風シーズンが延長 江東5区でも「高潮」リスク高まる

 不安要素は台風だけではない。秋雨前線による大雨が都会を襲う恐れもある。

「台風と秋雨前線が同時に起こって、豪雨となる恐れもあります。今年の高気圧の状況から、いまのところ特に西日本が危ないですが、台風シーズンが延びていることにより、東日本もリスクが高いと考えられます」(森さん)

「ゲリラ豪雨」も、いまや珍しい現象ではなくなった。しかし、局所的な豪雨が目立つようになっただけで、年間の降水量は変化していないという意外な事実がある。

「短時間のうちの降水量は増加傾向にありますが、国内の年間の総雨量は実は変わっていない。2018年の西日本豪雨では、わずか1週間で、1年間の生活機能に必要な水量が降ったといわれています」(森さん)

 威力のすさまじさが想像できるはずだ。

※女性セブン2020年10月22日号

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