ドラッグストアに勤務する40代男性が笑顔で語る。
「新型コロナ以降、買い占めや在宅時間が長くなり家庭用品がよく売れました。店舗の売り上げは順調に伸びており、上司からは『この冬のボーナスは期待していいよ』と言われました」
ただし、業績好調が必ずしも冬のボーナスに反映されるわけではない。
「一度給料やボーナスを上げると実績として残り、のちの交渉などに利用されるから、経営者は簡単に上げたくない。しかも、新型コロナで儲けているとも思われたくないので、あえてボーナスを上げないという考え方もあります。そこでボーナスではなく、『一時金』というかたちで例外的に支給する企業が出てくるかもしれません」(関さん)
悲喜こもごもの冬のボーナス。厳冬を乗り越えた先に暖かい春が待つと信じたい。
※女性セブン2020年10月29日号