【3】教育費もきっちり予算を設ける
子供にかかる教育費は悩みどころの1つ。しかし、「子供のことだから」と無理をするのは禁物だ。
「たとえば、塾の費用か、大学費用の積み立てか、どちらを優先するべきなのか順位をはっきりさせるべきです。教育費はどこにお金をかけるべきか判断が難しいので、予算を決めてやりくりしないと膨れ上がりやすい。習い事を増やすなら、何かをやめるようにしましょう」(丸山さん)
だからといって、生活の張りがなくなるほど倹約するのは考えものだ。誕生日や七五三など、子供の節目となるようなイベントは、ほかの支出を犠牲にしてでも守りたい。
【4】車は手放して100万円節約
手放す対象として検討すべきなのが自家用車だ。郊外に暮らす人は移動手段を失うことになるので場合によるが、夫婦で1台ずつ所有しているならば、ネットスーパーの活用やカーシェアリングなども考慮して1台は手放すことも考えたい。
「車のサイズダウンをするだけでも重量税が安くなる。できれば軽自動車に替えたいところ。都会に住む人は極力、車を持つべきではない。思い切って処分すれば、駐車場代などの維持費、自動車保険など含めて年間100万円は浮きます」(丸山さん)
【5】住居費が収入の3割を超えたら引っ越し
それでも家計が立ち行かないときは、住居費に手をつけることになる。
「賃料や住宅ローンは手取り収入の3割が目安。それを超えて5割近くを占めるようになると、貯金を崩すなどし、引っ越し資金もなくなる。家計の体力があるうちに住まいは変えるべき。UR賃貸住宅や公営住宅も視野に入れて引っ越し先を探しましょう」(丸山さん)
住宅ローンの返済が不安な場合は、早めに金融機関に相談するのがコツだ。
※女性セブン2020年10月29日号