寒くなると食べたくなるのが、おでん。手軽に利用できるコンビニのレジ横のおでんもいいが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、以前と販売方法が大きく変わっている。コンビニ事情に詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「これまで、おでんは鍋に蓋をすることなく、店内に香りが充満するようなこともありましたが、今年は飛沫防止のために、蓋をする店がほとんどです。また、客がセルフでおでんを容器に取り分けるという形ではなく、口頭で注文し、店員が取り分けるシステムを取っている店が多くなっています。
そもそも、コンビニおでんの鍋に蓋をしないのは衛生的にどうなのかということは、新型コロナウイルス流行前から言われていました。現在のような形になったのは自然な流れだったとも言えます」(小浦氏・以下同)
また、新型コロナウイルス感染予防の観点から、レジ横で販売するタイプではないおでんにも注目が集まっている。
「最初から容器に入って販売されているレンジで温めるタイプのおでん、パックに入っていて湯煎などで温めて食べるタイプのおでんが販売されています」
セブン-イレブンでは、レンジで温めるタイプの『味しみおでん』(321円、税込み以下同)という商品が販売されている。弁当コーナーの近くにある、惣菜やスープと同じ棚に陳列されている。