抹茶オレと「お茶の子セット」。お茶の子は栗大福をセレクト
名古屋発の喫茶店チェーンとして、全国で800店舗以上を構える『喫茶所コメダ珈琲店』。その“和風”バージョンと言えるのが、『甘味喫茶 おかげ庵』だ。2020年10月の時点で全国11店舗（愛知県7店舗、神奈川県3店舗、東京都1店舗）と、その数こそ多くはないが、個性的なメニューで人気となっている。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏が説明する。
「コメダ珈琲店のようにゆったりとして、親しみやすい雰囲気の“甘味喫茶”がおかげ庵です。抹茶やほうじ茶などの和風ドリンクが充実していて、あんこ系スイーツも多い。さらに、食事のメニューも充実しています。本家のコメダ珈琲店にはない、うどんといったメニューもあります」（小浦氏・以下同）
東海地方の喫茶店といえば、モーニングサービスが定番となっている。午前中にドリンクを注文すると、トーストやゆで卵などの軽食が無料でついてくるというものだが、おかげ庵でも実施している。
ほうじ茶と「おにぎりセット」
おかげ庵でのモーニングセット（午前11時までにドリンクを注文すると、無料でついてくる）は、おにぎり・味噌汁・わらびもちの「おにぎりセット」、トースト・ゆで卵・小倉あんの「トーストセット」、どら焼きや大福などのお菓子のなかから1つを選ぶ「お茶の子セット」の3種類あり、そこから1つを選ぶシステムだ。
「特徴的なのは『おにぎりセット』です。のりが巻かれた塩むすびなのですが、結構大きくて朝ごはんには丁度いいサイズ感です。味噌汁がついているというのも、満足度は高いと思います。ドリンクの価格帯は600～700円くらいで、コメダ珈琲店に比べるとやや高めですが、『おにぎりセット』がついてくるなら、お得感もあると思います。ちなみに、『お茶の子セット』についてくる和菓子の単体価格は200円です」
