ほかにもメリットは多い。紙のくじだと当せん番号を細かく確認する必要がある。しかし、“どうせはずれだろう”と確認せず、せっかく当せんしていてもお金が受け取られないケースが多いのだという。
「くじを保管していた場所を忘れて当せん金を受け取れないケースも多々あるそうです。そうして受け取られなかった当せん金は、毎年100億円近くにのぼります」
リモート購入であれば、確認をうっかり忘れても、知らぬ間に預金額が増えているというサプライズも期待できる。
リモート購入のもう1つのメリットは「売り場ではできない買い方」ができること。たとえば、購入の時間。紙のくじでは売り場のあいている時間でしか買えないが、リモートなら早朝や深夜に購入できるし、毎日決まった時間に購入することもできる。そうすることで、幾重にも「願掛け」ができるだろう。購入の場所も自由なので、評判のいいパワースポットへ出向いて、そこからスマホを使って購入するなんてことも可能だ。
バラなら連番より2.5倍で“億超え”
リモート購入は連番10枚、バラ10枚での購入や、1枚単位でも購入可能だ。さらに「3連バラ」「福連100」「福バラ100」といったセット購入もできる。前出の長利さんは、「“億超え”を狙うなら、『バラ』がいい」と話す。
「連番はくじの『組』と番号の上から5ケタ目までが同一で、下1ケタを『0~9』でそろえた購入方法です。1等・前後賞合わせた10億円を狙えますが、組が違った時点で、1等・前後賞の可能性はすべてゼロになる。一方、バラはくじの組と上から5ケタまでが連続していない番号で、下1ケタだけを『0~9』でそろえたもの。1等・前後賞両方は狙えませんが、1枚1枚に高額当せんの期待が持てます」