今年も年末ジャンボ宝くじの発売が始まった。発売期間は11月24日から12月25日まで。1等・前後賞合わせて10億円と、一年の中で最も当せん金が大きいジャンボ宝くじだ。だが、一攫千金を狙いたくても、コロナで外に出るのは怖いという人も多いのではないだろうか。
「少しでも外出を控えたいいま、リモート購入なら『銀行に行く必要なし』『売り場に並ぶ必要なし』と、メリットだらけです」と宝くじ評論家の長利正弘さんは言う。
宝くじのリモート購入は、一昨年秋に始まった新サービス。これまで売り場に並んで買っていた宝くじを、パソコンやスマホを通してネット購入できるようになった。
手続きはシンプルかつ簡単。まず「宝くじ公式サイト」で会員登録を行い、当せん金の受け取りに使う口座情報や支払い方法を登録する。支払い方法は「クレジットカード」「ドコモ払い」「auかんたん決済」から選べる。あとは、どの宝くじを何枚買うか選ぶだけ。購入から当せん金の受け取りまですべてネット上で行える。
紙のくじ券は送られてこないが、購入したくじの番号はマイページの購入履歴で確認できる。買った後は楽しみに抽せん日を待つだけだ。
「当たりくじがあれば自動的に当せん金額が登録口座に振り込まれるので、交換の手続きをする必要はありません。当せん金は、5万円までなら売り場で交換可能ですが、それを超えるとみずほ銀行へ行く必要があります。近くにみずほ銀行がなく、移動が大変というかたもいますよね。リモート購入なら銀行に出向く必要がなくなり、宝くじの間口が広がったと感じます」(長利さん・以下同)