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ミリオンセラー会計士がYouTuberに転身してわかった「儲け方」

ドローン動画撮影の月収目安は3万円(『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80の仕事』より)

ドローン動画撮影の月収目安は3万円(『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80の仕事』より)

 また、同書に掲載の「ドローン動画撮影」も、YouTubeにアップしたり、動画や写真の販売サイトに売ったりして稼げるため、人気の副業となっている。月収目安は3万円。だが、一方でSNS関連や動画配信などの副業は「のめり込みすぎ」に気をつけなければならない。

「私の他の副業でいえば、講演や本の執筆、テレビ出演などは依頼があってからやるもので、いわば受動的。一方、YouTubeは100%能動的にできるので、やろうと思えばいくらでもやれてしまう。私も一時期、毎日動画をアップしようと頑張ってみましたが、何かを自分からアウトプットし続けるのは想像以上に困難なことで、結局、現在の週1回ペースに落ち着きました」(山田氏)

 年収1億円以上のカリスマYouTuberたちは頻繁に動画をアップしているが、その大変さやプロとしての葛藤などもしばしば取り上げられており、素人が簡単にマネできるものでもない。では、副業YouTuberとして儲け続けるためのコツなどはあるのだろうか

「まずは自分の専門分野だったり、趣味や特技の延長で相当詳しかったりする分野をテーマとして扱うのが安心。それを時事ネタやトピックなどにいち早く反応し、なるべく早くアップできるかどうか。ただし、見せ方や脚本、構成については自分の型を作り、それがその人のキャラとして受け入れられないと、なかなかチャンネル登録者数は伸びないと思います。

 人気チャンネルのマネをしたり、他の人のアドバイスに耳を傾けたりしながら試行錯誤しつつも、最終的には自分の番組のスタイルは自分で完成させないと人気は長続きしないのではないでしょうか」(山田氏)

 副業のメリットはお金だけではない。まずは自己実現や知識や教養、スキルのブラッシュアップの一環として、動画制作に挑んでみてもいいのかもしれない。

※『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』発売記念対談より抜粋して再構成

【プロフィール】
山田真哉(やまだ・しんや)/公認会計士、税理士。1976年、神戸市生まれ。大阪大学文学部卒業後、中央青山監査法人/プライスウォーターハウス・クーパースなどを経て独立。『女子大生会計士の事件簿』(シリーズ100万部)、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(165万部)など、著作活動も注目されている。YouTubeの『オタク会計士ch【山田真哉】少しだけお金で得する』はCH登録者数が約15万人(2020年11月時点)で、「公認会計士YouTuber」として第1位。最新刊は『儲かる副業図鑑 在宅勤務のスキマに始める80のシゴト』。

曽根秀晶(そね・ひであき)/ランサーズ株式会社取締役、新しい働き方研究所所長。1981年、長野県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、経営コンサルタントとして20を超えるプロジェクトに従事。その後、楽天株式会社に入社し、国内の営業・事業企画の経験を経た後、海外M&A・全社戦略などを担当。現在はランサーズで経営戦略の立案、新規事業の推進などの統括を務めている。

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