部屋のインテリアは、通常、仕事とは関係がないので、上司が執拗に言及して娘さんがリモートワークをすることが苦痛に感じるのでは問題です。
職場のセクハラには2種類あります。1つは、性的な関係を求めて拒否されたことを理由に不利益扱いする「対価型セクハラ」、もう1つは、労働者の意に反する性的言動で就業環境が不快になり、仕事で能力が発揮できなくなる「環境型セクハラ」です。オンラインでの飲み会に誘うだけでは性的言動とはいえないのでセクハラには当たらないと思いますが、仕事と関係のない上司からの要求であり、程度がひどくて苦痛に感じるようではパワハラになります。
対策としては、上司にはっきりやめるように言うのがいちばんです。それが難しい場合、会社内にパワハラの苦情や相談を受け付ける窓口が設置されていれば、そこに相談することをおすすめします。そうした体制がなく、相談できる上司や同僚がいなければ都道府県の労働局に相談するのがよいでしょう。助言を受けることができます。
※女性セブン2021年1月1日号