新しい夫婦生活の形として注目されている「別居婚」。12月6日に結婚を発表した人気美容系YouTuber・関根りささんが、結婚を決めた大きな理由の一つとして「別居婚OK」であったことを明かすと、SNSでは「羨ましい」「憧れる」といった声も相次いだ。
別居婚とは文字通り、結婚していても夫婦で同居しないスタイル。従来の価値観にとらわれない結婚スタイルを希望する背景に、何があるのだろうか。別居婚を決断した人や望む人の声を集めた。
広告代理店の制作部門で働く30代の女性・Aさんは、出版社に勤務する同年齢の男性と6年間交際中。特に結婚する予定はなかったが、コロナ禍を経て、お互いに籍を入れることにしようと話がまとまった。
そんなAさんが結婚の条件として譲れなかったのは、これまで通り自分の自由を失わず、仕事のキャリアを築いていくこと。ダメ元で彼に「別居婚」を提案したところ、意外にもすんなりと受け入れられたという。
「ただでさえ忙しいのに、同居すれば家事や彼のサポートをせざるを得なくなる。一人で気楽だった自由な生活も恋しくなるでしょう。彼が好きなのに、そうした生活の中でのちょっとしたイライラのせいで、嫌いになりそうな不安がありました。彼は職業柄、常に締め切りに追われている人なので、彼にとっても自分の時間で生活したほうがラクだと理解してくれたようです」(Aさん)
Aさんは現在、夫婦で同じマンションの別の階に住むことを計画している。平日は仕事、金曜日の夜と土曜日は一緒に過ごし、日曜はお互いに自由を楽しむというスタイルを計画している。別居婚を決めたことで、心境に変化もあったという。
「やっぱりパートナーがいると精神的にラクになることもあるのかなって。生活は独身時代と変わりませんが、心の余裕が生まれるようになりました(Aさん)