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親子で話し合う遺言書作成のポイント「2年毎に見直そう」で親も安心

 また、生命保険証書や不動産登記簿謄本、不動産の売買契約書など、相続手続きに必要な重要書類が手元に揃っていることを確認して、保管方法を決めておきたい。

 相続税対策が必要であれば、それも家族会議で知恵を出し合いたい。ゆい会計事務所代表の西津陵史・税理士が提案する。

「生保の生前贈与の商品が人気になっています。たとえば孫が3人いれば、祖父が掛け金900万円を払い込むと、3人の孫に毎年100万円の保険金が3年間払われる。控除額の範囲なので贈与税はかからない。相続税を圧縮できるわけです。掛け金や年数を増やすこともできます。掛け金はすでに払っているので、祖父が途中で認知症になっても大丈夫です」

 ただし、被相続人が亡くなる3年以内の生前贈与は相続財産に加算されて課税対象にもなるので、長い時間をかけてコツコツと行なう必要がある。

 そこまで話し合って決めておけば、親子で安心できる。

親子で話し合う遺言書のポイント6

【1】遺言の形式を決める
【2】遺留分を忘れずに
【3】財産目録は負の財産も正確に
【4】債務を負うなら相続放棄も
【5】重要書類は手元に用意しておく
【6】相続税対策を話し合う

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

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