都内で家賃5万円ほどのアパートの内装を見て、スタジオの芸能人が『その部屋すごく良い!』、『トイレ綺麗~!』、『おしゃれな壁紙!』などと褒めそやす演出は、ちょっと悪趣味ではないでしょうか……。
今、大学ではコロナ禍で学費が払えず、『それでも大学に通いたい』『休学費用の振込を延期できないか』と涙ながらに相談してくる学生もいます。なかには、不安そうな顔で、『性風俗に身を投じるべきか悩んでいる』と相談してきた例もあります。貧困は自己責任ではなく、社会の問題です。貧困女子をネタにするのではなく、現実の社会を反映させた番組作りをして欲しいです」(Bさん)
もちろん同番組を見て、お金がなくても明るく前向きに生きる女性の姿に勇気づけられる人もいるかもしれない。その一方、貧困女子を「ボンビーガール」と呼び名を変えたところで、笑い飛ばすことができない現実があることも忘れてはいけない。Aさん、Bさんの発言は、そうした問題提起でもあるだろう。