定食メニューの大定番といえば「唐揚げ定食」。多くの定食専門店で、人気メニューとして販売されている。外食チェーンに詳しいフリーライターの小浦大生氏はこう話す。
「鶏の唐揚げは定番ですが、意外とお店によって異なる個性があります。大きさが売りのものもあれば、ジューシーさにこだわっているお店もあるし、付け合わせやボリューム感で個性を出しているお店もあります。それぞれ異なる個性なのに、どの定食店でも唐揚げ定食が定番となっているのは、それだけ唐揚げ自体のファンが多い証拠でしょう」
そこで、2大定食チェーンの「大戸屋」と「やよい軒」における唐揚げ定食について、マネーポストのチェーン店グルメ担当記者Aが実食し、その違いを調べてみた。
特製スパイスで味を決める大戸屋の唐揚げ
大戸屋では『香味唐揚げ定食』が890円(税込み、以下同)で販売されている。公式サイトによると、1食あたりのカロリーは992kcalだ。
定食の内容は、ゴルフボールくらいの大きめな鶏の唐揚げが4個、特製スパイスミックス、キャベツの千切り、トマトスライス、ブロッコリー、ごはん、みそ汁、となっている。
「特製スパイスありきの定食ということなのでしょうか、唐揚げの味付けは薄め。サイズは結構大きめで、ころものパリパリ感は強めです。パリパリしているというよりも“かたい”と感じる人もいるかもしれません。ただその分、なかの鶏の柔らかさとのギャップもあり、“外はカリッと、中はジュワー”というタイプの唐揚げが好きな人にはたまらないと思います」(記者A・以下同)