2021年のスタートにあたって、あらためて振り返ってみたいのが「2020年に買ってよかったもの」。何をチョイスするかは、ライフスタイルによって様々だろうが、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は「明らかに『これは買ってよかった!』というものが3つあった」と語る。基本、「酒と食事以外の物欲がほぼない」という人生を送り続けてきた中川氏が大満足した商品とは何か?
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過去に何度か「1年間で買ってよかったもの」を振り返っていますが、例年なら書籍を挙げたり、「実はアサヒスーパードライがウマいビールだったことに気付いた」などと書いたりしています。そうした中で、今年は明確に3つ「買ってよかったもの」がありました。
一つは、歯磨き粉。ストーリアが発売する「トゥービー・ホワイト(TO BE WHITE)」の「薬用デンタルペースト〈プレミアム〉」(医薬部外品)です。このシリーズは「『研磨剤』を使わず歯を白く(※)したいあなた!」がコンセプトの商品です(※「ブラッシングによる」と注意書きがあります)。
47年生きてきて虫歯は1本しかできませんでした。会社員時代、社内にあった歯科診療所で「金歯2000円キャンペーン」というのをやっていたので、それを治してもらいました。2000年に親知らずを抜いた時も同じく社内の診療所で行なったため、人生で街の歯医者に行った経験は一度もありません。
それだけに、普段の歯磨きには力を入れていたのですが、加齢に伴う歯の黄ばみは年々濃くなるばかりです。昨年11月には人前で口を開けるのも恥ずかしい状態になっていたため、意識的に口を開けずにしゃべるようにしていたところ、突然「芸能人は歯が命」というCMのコピーを思い出し、東幹久がCMキャラを務めていた歯が白くなると評判の歯磨き粉「アパガード」をドラッグストアで探しました。
しかし、それは見つからず、「TO BE WHITE」の「Premium」が目に入ります。この大きさであれば、通常の歯磨きは200円台だと思いますが、なんと1300円! さすがにここまで高価なら効果あるだろう……と思い、買ってみてから約1か月。家人と一緒にほぼ1本使い切ったのですが、この間に我々2人の歯は間違いなく黄ばみが激減したように思います。
私自身の話でいえば、恐らく32歳ぐらいの時の白さに戻ったと思います。毎度ドラッグストアで買えるわけでもないので、今は別の同類の歯磨き粉を使っていますが、最初に使った「TO BE WHITE」の「Premium」のベースがあるからこそ今の状態を維持できているのかもしれません。それぐらいの感想を持っています。