生前にやるべきことはこれだけある
【生前整理】
身の回りにあるモノを必要なモノと不必要なモノに分けて整理することで、より快適な生活を実現させる。終活の中では、身近で着手しやすい分野なので、できるだけ早く始めるのが理想的だ。
【介護・医療】
介護が必要になったとき、自分はどこで(自宅か施設か)、どんなサービスを受けたいかを書き記しておく。終末期医療についても、どのような場所でどの程度の医療を受けたいと思っているのか、余命宣告や延命治療を希望するかなどについても書き残しておこう。
【相続・財産】
不動産(土地、建物)、金融機関の預貯金、株式・有価証券、会員権、クレジットカード、貴金属、絵画や骨董品などのコレクションなど、所有する財産(借入金やローンなどのマイナスの財産も含めて)については、保管場所とともに金額以外を明記しておく。また、それらを相続してほしい人のリストも作っておく。
【葬儀・墓】
仏教方式、神道方式、キリスト教方式など、希望する葬儀のスタイルや、葬儀を行う宗派や教派、菩提寺の有無や葬儀に呼びたい人の名簿などもまとめておく。墓については、菩提寺、霊園、納骨堂、手元供養、キリスト教墓地などのうち、どれを選び、また誰に管理を任せるかを決めておく。
取材・文/上村久留美
※女性セブン2021年1月28日号