自分の性格に合った片づけ方を学ぼう
続けやすい片づけ方として、坂岡さんに次の3つを提案してもらった。この中から自分に合ったやり方を選ぼう。
・時間を決める
1日15分など、所要時間を決めて、毎日同じ時間帯に行うと長続きしやすい。
・片づける場所を決める
例えば、「1日1段」と決めて洋服だんすを整理する。洋服だんすが終わったら、次は整理だんす、クローゼットという具合に進めていく。
・片づける数を決める
例えば1日3個、不用品を処分する。インクの切れたボールペン、切れた電球、かけた皿など、考えずに処分できるものから始め、慣れたら、次はサイズの合わない服や読まなくなった本など、少し考えないと捨てられないモノに移行していく。
「モノが整理されると、心も晴れやかになるもの。また、人生の主役がモノではなく自分であったことにも気づかされます」(坂岡さん)
整理後は、モノを増やしたくなくなるため、無駄なものは買わなくなるという。人生観やライフスタイルにまでよい影響を与える「終活」なら、すぐにでも習慣化したい。
取材・文/上村久留美
※女性セブン2021年1月28日号