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コロナ禍で「脱手帳」、スケジュール管理をデジタルシフトした人たちの変化

 Bさんは、「わざわざ自分で買うのもなぁ……」と思い、これを機にスマホでスケジュール管理をすることにした。

「手帳はだいぶ前から作る会社が減っていたので、この会社もいつまで作るのかなとは思っていたのですが、ついに……とショックです。当面はスマホでのスケジュール管理に挑戦しようと思いますが、どうにも慣れないようなら、4月始まりの手帳を買おうと思います」(Bさん)

 専門商社で働く40代男性・Cさんは、文房具が好きなこともあって、手帳はアナログにこだわってきたが、コロナ禍で業務スケジュールの変更が相次いだことで、デジタル化を決心したという。

「基本的に外出の予定がないうえ、予定を入れてもコロナの影響で流動的。緊急事態宣言が明けたとしても、またいつ外出自粛とか、営業時間短縮とかになるかわからない。

 予定が変更された場合、紙だと書いた予定をいちいち消さなくてはならないので、汚くなりがちでちょっとしたストレス。パソコンとスマホで管理するようになると、修正が楽でいいです。例えば、誰かとどこかで待ち合わせるという時にも、スケジュールのメモ欄にその住所を入力しておけば、出先でそこからリンクした地図を見ることもできる。紙の良さはもちろんあるのですが、利便性でいえばやっぱりデジタルだと痛感しました」(Cさん)

 コロナ禍でデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れが加速しているが、スケジュール管理面でも、アナログからデジタルへのシフトが進んでいるのかもしれない。

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