新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で、フリマアプリを利用する人も増えている。お家時間を快適にするために部屋の片づけをして、出てきた不用品をフリマアプリで売っているというのだ。コロナ禍の今こそが、フリマアプリ始める絶好の機会とも言える。
初めてフリマアプリで出品する際、まず重要なのが“プロフィール”だ。フリマアプリでは、出品者が名前(取引場で使用するはンドルネームで、本名でなくてよい)と簡単なプロフィールを登録する必要がある。買い手は出品者のプロフィールをまずチェックして、質の悪いものを売っていないか、対応がよいかなどを吟味する。売る時のコツについて、フリマアプリの達人・中野有紀子さんが話す。
「初心者なら、のちのトラブルを避けるため『初心者です』と正直に書いた方がいい。丁寧さを感じるあいさつ文、年代、対応可能な時間帯やライフスタイル、どんなものを出品しているかをきちんと書きましょう。プロフィール写真と名前は頻繁に変えると信頼感が薄れるので、一度設定したらできるだけ変えないのが吉です」
ライフスタイルを書くのは、フリマアプリでは、買い手から「発送はいつになりますか?」「値下げできますか?」といった質問が寄せられることがあるからだ。ネット古物商を営む、リサイクルアドバイザーでネット販売講師の泉澤義明さんが語る。
「“仕事があるので対応するのは夜が多いです”など、買い手が気にしそうなことはすべて書いておくのがいいでしょう。ほかにも、“たばこは吸いません”“ペットを飼っています”といった情報も添えておくと、においを気にする人や動物アレルギーの人にも配慮していることが伝わり、好感を持たれます」