買い手が最も注目するのは、やはり商品の写真。洋服ならクリーニングに出すなどして清潔な状態であるのは当然だが、川崎さんは、クリーニングのタグがついているかどうかより、写真の見た目がきれいかどうかの方が重要だと話す。きれいな写真を撮るコツを中野さんが話す。
「背景はゴチャゴチャさせず、白い壁などをバックにするか、テーブルの上で撮るのがおすすめです。自然光の入る場所で、正面やサイドから光を当てるときれいに立体感が出ます。壁掛け時計などは実際に壁に掛けた状態、ネックレスはハンガーに服と一緒にかけるなど、使っている様子をイメージできるカットがいい」
プロフィールと同様、写真も“誠実さ”がポイント。傷や汚れがあったとしても、その部分をアップで撮ったものを載せた方がいい。
「多少の傷みがあっても、“それでも欲しい”“これくらいなら自分で直す”という人が必ずいるからです。服なら、襟や袖まわりなど、細かい部分まで撮るようにしましょう」(泉澤さん)
ファスナーがあるなら開けた状態と閉めた状態の両方を撮影すると良い。フリマアプリに出品する際は、手に取れない分、お互いが気持ちよくやり取りできるよう、商品の状態を丁寧に伝えることを心掛けることが大切だ。
※女性セブン2021年2月11日号