ライフ

「こっちは仕事だ!」在宅勤務で横暴になる夫 30代主婦は我慢の限界

 そんなAさんに、希望が見えてきたのは昨年7月のことだった。在宅勤務から週2日ほど出勤日ができたことで、安息の日を手に入れた。家事と育児の合間に、30分ほどの昼寝やコーヒーブレイクなどの息抜きが気軽にできるようになったという。

 夫にはゴミ捨てとお風呂掃除、会社帰りに日用品や調味料などを買ってきてもらうなど、以前の日常を取り戻しつつあった。だが、2度目の緊急事態宣言で、夫が再び在宅勤務になると、もう我慢の限界だった。そしてAさんは、ある提案を固めた。

「『私が実家に帰るか、あなたがワンルームを借りるか、選んで欲しい』と言いました。まだ食事を作る量が増えるといった、私の家事負担が増えるのは我慢できます。でも、夫がずっと家にいることで、態度が横暴になることが耐えられませんでした」(Aさん)

 Aさんの夫は、折衷案として東京郊外のコワーキングスペースの個室を月3万円で借りることを提案。Aさんは夫の態度も以前の状態に戻りつつあることから、「ひとまずはコロナ離婚を寸前で回避できた」と胸をなでおろしている。コロナ禍の夫婦危機をどう乗り越えるか、各家庭でそれぞれの工夫があるようだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。