スーパーで店員に半額シールを貼ってもらうため、先に買い物かごに商品を確保しつつ待機する――。そんな“値引きシール問題”がネットを中心に話題になっている。ユーザーから聞こえてくるのは、値引きシールをめぐる客の態度やマナーの悪さだ。
「以前から値引きシール待ちの客の問題はあったように思います。でも、コロナ禍になってから、明らかに競争率が増えました」
そう嘆くのは、神奈川県住の主婦・Aさん(40代)だ。店員がシールを貼る時間になると、売り場の周囲が賑わい出すが、以前にも増して、客の必死さが伝わってくるようになったという。
「閉店が近くなると、時間によって、2割引、3割引、半額など、割引率がだんだん上がるシールが貼られるのですが、一度、3割引のシールを貼った店員に、『もうそろそろ半額でいいんじゃないか? 1時間待ったんだぞ!』といった注文をつけている男性を見かけたことがあります。少しでも節約しようと思う気持ちはわかりますが、ちょっと引きました」(Aさん)
埼玉県在住の主婦・Bさん(50代)も、「半額シールを待ってる人、私がよく行くスーパーにもいますよ。みんなおおよその時間を把握していて、半額タイムになると、いったい店内のどこにこんなに人がいたのか、というくらいワラワラと集まってきます」と呆れる。
Bさんによると、買い物かごに半額前の商品を入れて、“その時”を待つべく店内をウロウロする人はまだいい方。厄介なのは、「商品をチェンジする人」だそうだ。
「かごを持ってウロウロしてる人はまだかわいい方。商品でいっぱいにしたかごを放置して、他の売り場で待機している人もいます。半額になったものを買うのではなく、先にゲットしておいて半額シールを貼ってもらうっていうのは、なんだかなあと思います」(Bさん)
一方で、買うかどうかはさておき、とりあえず半額シールが貼られた商品を独占してしまう人もいるようだ。IT企業で働く男性会社員・Cさん(30代)は最近、刺身売り場で遭遇したという。