「刺身パックに半額シールがつくやいなや、片っ端からかごに入れて持って行ってしまう男性がいたんです。かごを半額商品でいっぱいにしていて、全部買うかと思いきや、その後で取捨選択し、一旦取った刺身を売り場に戻し始めました。この“欲張りおじさん”は名物なのか、僕はこれまでに3度遭遇。マナー違反とまではいいませんが、見ていて気持ちがいいものではありませんでした」(Cさん)
半額シールを愛する者として、Cさんは、「確実にゲットするために手段を選ばないのはいかがなものか」と疑問を呈する。
「僕は、自分が買いたい商品に値引きシールが貼られればラッキーみたいな感覚です。ちょっとした高揚感も味わえますしね。でも、全部かごに入れて、後で売り場に戻すのはマナーとしてどうなのか。欲しいかどうかわからないものを手垢まみれにしてほしくないですね。複雑です」(Cさん)
このご時世なら、“半額シール警察”も登場しかねない。コロナ禍で少しでも節約したいという気持ちはわかるが、客一人ひとりのモラルが問われているだろう。