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元競輪選手が多数勤務、社長室がない…他 カインズ「5つの秘密」

「となりのカインズさん」という面白サイトがある

カインズ商品で自宅の風呂に滝をDIYしたレポート記事

カインズ商品で自宅の風呂に滝をDIYしたレポート記事

 カインズの公式サイトの中には、「となりのカインズさん」という一風変わったページがある。外部のマニアックな専門家や著名人がホームセンターに並ぶ商品について自由に綴る内容で、「カインズのバイト面接に落ちたライターが『節分コスプレ』に挑戦」とかなり尖った企画や、「なぜ猫は『CIAOちゅ~る(チャオチュール)』にハマるのか?」として発売元に直撃する記事などが満載。SNSでは「公式なのにかなり攻めている」などとバズることがたびたびあるという。

洗濯をいかにラクにするか、いつも考えている社員がいる

「乾きやすくそのまま収納できる幅広ハンガー 3本組」(698円)

「乾きやすくそのまま収納できる幅広ハンガー 3本組」(698円)

 扱う洗濯用品のアイテム数は約400点。そのほとんどがオリジナル商品だ。なかでも目を引くのがさまざまな工夫を凝らしたハンガー。その種類が「ハンパない」と評判だ。パーカなどのフードを広げて干せるものや、肩の部分に穴が開いていて風通しがよく取り外し簡単なものなど、かなり独創的。ハンガー開発を担うバイヤーのM氏は他社の商品も見て回り、自宅では洗濯をして試すほか、家族に使い勝手を聞く“家庭調査”を行なうなど、“四六時中ハンガーのことを考えている人”だそうだ。

「フード付き衣類が乾きやすいステンレスハンガー」(398円)

「フード付き衣類が乾きやすいステンレスハンガー」(398円)

グループ会社に「ワークマン」

昨年、横浜にオープンした、話題の「#ワークマン女子」(画像/ワークマン提供)

昨年、横浜にオープンした、話題の「#ワークマン女子」(画像/ワークマン提供)

 カインズは群馬が本拠のスーパー「ベイシア」を母体とするベイシアグループの中核企業。あまり知られていないが、作業服大手で近年カジュアル服で急成長を遂げ“第2のユニクロ”と呼ばれるワークマンも同じグループ会社だ。ベイシア創業者の長男・土屋裕雅氏がカインズ会長、創業者の甥である土屋哲雄氏がワークマン専務であり、グループ全体の総売上高は昨年10月に1兆円を突破。コロナ禍でも好調が続く一大グループとなっている。

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