「上のバブル世代は、もはや昭和の生きた化石。仕事もしないのに飲みにばかり誘うとか、経費を使った自慢とか、もはや老害でしかない。
昔は朝まで仕事をして、飲みに連れ回されるのも当たり前だったとか、僕たちよりももっとパワハラが凄かった、みたいな話を聞かされた時、『よく頑張れましたね』と言ったら、しれっと『その分残業代がたっぷり出ていたからね』と。知らんがなって話です。こっちはお金がもらえないのに残業はあるわ、理不尽な仕事の任され方はするわで、『アンタはいいよな』っていう感じです。
そして『ゆとり世代』とも言われる下の世代は、『自分のやりたいことをやる』という自由な生き方も認められているようで、嫌なことは避ける、やりたいことしかやらないという志向が強いように思う。
僕らの世代は、『少々理不尽なことがあっても、成長するにはまず耐えろ』というようなことを叩き込まれてきた。自分を犠牲にして、必死にやってきただけなのに、報われませんね……。それでも今の会社を辞めてしまったら後がない。僕はまだマシな方かなと、悟りの境地です」(宮野さん)
氷河期世代の苦労が報われる日は来るか。