「ユニクロと同価格帯で、デザインや質が気に入っているのはGLOBAL WORKとcoen(コーエン)です。ユニクロは、ヒートテックのような機能性があるものが欲しい時だけ行く感じです」(Bさん)
こうした若い世代の「ユニクロは高い」という風潮を、上の世代のユニクロファンはどう思っているのだろうか。マスコミ業界で働く40代の男性会社員・Cさんは「ダサくならないスレスレがいい」という。
「最低限のオシャレさが手に入るのがユニクロだと思っているので、ほぼ全身ユニクロです。コーディネートとか、面倒なことは考えたくないので、ユニクロの中で服を探す感じ。それを考えると高くは感じません。ものによっては3年着ているものもあって、質も悪くないと思います。
ファストファッションでいえば、メンズのものがあるといっても、H&MやZARAには入りづらい。GUも若者がいっぱいで気後れします。変にトレンド感満載で、『無理してるの?』とも思われたくない。無難がいいんです、無難が。ユニクロがあって、本当に良かった。むしろユニクロがなくなったら、どこで服を買えばいいのかわかりません」(Cさん)
若い世代の評価とは別に、40代以上の世代にはまだまだユニクロブランドは健在のようだ。ユニクロ利用者の高齢化が懸念されるが、ファーストリテイリングはユニクロだけでなく、GUという若者向け低価格ブランドも展開するだけに、それも想定の範囲内なのかもしれない?