長谷川さんは、現在も兄である次男と“持久戦”になっている。このややこしいきょうだいげんかについて、相続終活専門協会理事の貞方大輔さんはこうみる。
「母親が生きているうちに自宅を長女のものにしておけば、こんなに揉めることはなかったでしょう。ただ、そのまま長女だけに自宅の名義を移しても、この家族ならおそらく後にまたトラブルになる。表面上は長女が買ったことにして、母親が自宅とは別にマンションを用意してあげるなどしておけば、ここまで大きな争いにならずにすんだのではないでしょうか」
※女性セブン2021年3月11日号