お総菜半額タイムに殺気立つ客とバトル
いま、居酒屋が夜の8時までしか開いていないから、お酒とお総菜の売り上げは劇的に増えた。と同時に、総菜コーナーのトラブルもめっちゃ増えた。
どこでもそうだけど、まず2割引きにして、客足と時間を見てから半額にする。それを当て込む客の気持ちはよくわかるわよ。680円の海鮮丼が340円で買えたら、私だってうれしいもの。
でも、そんなもんじゃないんだって。「いつになったら半額にしてくれるの」と怒り始めるのは序の口。2割引きの商品を前もっていくつかかごの中に入れておいて、半額シールを貼り始めたのと同時にピタっと身を寄せてきて、「こっちもお願い」と囁くの。
無視していると何度でも言ってくるし、ギリギリOKかなという時間だったから、先日はとうとう根負けして半額のシールを貼っちゃった。
それからよ。そのオバサン、毎日そのくらいの時間にやってきて、「いいじゃない」って。私はといえば、「客は平等に」という店側との板挟みで毎日困ってる。もう、どうしたらいいの!?
(時給1100円の51才女性店員)
取材・文/野原広子
※女性セブン2021年3月11日号