コロナ禍で家にいる時間が増えたいま、気になるのが電気代だ。昨年から今年にかけて、電気代の請求額が以前より高くなったと実感する人が増えているという。電気とガス代の見直しサイト『エネチェンジ』広報の中田都季子さんが語る。
「わが社の調査でも、約58%の人がコロナ禍で在宅時間が増え、それにともない電気代が上がったと答えています。それにこの冬、寒波が厳しかったことから、エアコンの使用量が増え、自粛生活で一年を通して照明をつけていたりテレビを見る時間が増えたなどの声もありました」
本誌・女性セブン記者も電気代が上がった1人。2020年12月15日から2021年1月15日までの請求額が4万円を超えた。うちは京都の一戸建て(6LDK)で80代の母親と2人暮らし。これまでの料金は2万5000円程度だったのに……。
節約アドバイザーの和田由貴さんに相談すると、「エアコンの設定温度が高いのではないですか」と回答が。冬場の朝は、気温が0℃になるため、部屋を早く温めようと設定温度を30℃に設定。ある程度部屋が温まったら、24℃に下げたが、仕事中は母と別の部屋で過ごし、各自の部屋でエアコンを1日10時間つけていた。
「エアコンはつける前の室温と設定温度に差があると、その分、電力がかかります」(和田さん・以下同)