IT企業のリーディングテックが全国18才以上の男女を対象に行った調査によれば、2020年の1人当たりの貯金額の平均値は389万円。コロナ前の2019年の317万円から72万円も増加している。
コロナの影響による日常の変化を調査してきたエッセイストの紫原明子さんが言う。
「飲み会の自粛で出費が抑えられたというケースは多い。例えば飲み会というと、これまでは会費を払っていたのに、忘年会がリモートになって会社から、一律5000円を支給され、好きな食べ物やお酒を買うことができたという人や、飲み会の代わりに会社の休憩時間に高級なケーキをみんなで食べて、それで充分だった、というケースなどさまざまです」
コロナ禍という非常時に、少しでも社員をなごませようとした会社ではむしろ行事が縮小されたことで絆が深まっているようだ。
※女性セブン2021年3月18日号