「ごはんの味が濃いということもあって、ツナマヨの印象自体は薄いです。具材の量も、他の2社に比べるとちょっと少なめに感じました。でも、ご飯のおかげで味の輪郭がかなりくっきりしているので、これでツナマヨの存在感が大きかったら、重すぎると感じる人もいるかもしれません。そういう意味ではバランスが取れていると思います」
今回、記者Aが実食比較した3社の直巻ツナマヨおにぎりについて、小浦氏が分析する。
「やはり、和風だしとマヨネーズのバランスが重要で、そこの違いが各社の特徴を浮き彫りにしています。全体的に薄味に仕上げているセブン-イレブン、具材のシーチキンマヨネーズを際立たせているローソン、ごはんの味付けを強めにして“ガッツリ感”を演出するファミリーマートという感じでしょう。
価格については、セブン-イレブンだけ少し高いのですが、だからといって割高というわけではないでしょう。ツナマヨは、コンビニおにぎりの中ではもっとも安い部類入る商品で、120円前後というのは適正価格だと言えると思います」
同じように見えて、意外と違いがあるコンビニの直巻和風ツナマヨおにぎり。食べ比べて、人気の高さを実感してみるのもいいのでは?