コンビニおにぎりの具といえば、たらこ、ツナなどが定番だが、そのなかでも近頃人気が高いのが、「鮭ハラミ」だ。コンビニグルメに詳しいフリーライターの小浦大生氏が、コンビニの「鮭ハラミおにぎり」の特徴について説明する。
「コンビニのおにぎりは、海苔をあとから巻く手巻きタイプと、海苔が巻いてある状態で販売される直巻きタイプに分かれます。手巻きタイプの鮭のおにぎりでは、鮭がフレーク状になっていることが多いのですが、直巻きタイプの場合、脂が乗った“鮭ハラミ”を具材として採用する商品が多い。
値段は200円前後でコンビニおにぎりの中では少々高めですが、しっかり味のついた大きめの鮭ハラミの旨味は格別で、人気が高いです。今年の元日に放送された『ジョブチューン』(TBS系)の、コンビニグルメを一流の料理人がジャッジするという企画では、ローソンの『金しゃりおにぎり 焼さけハラミ』が紹介され、満点を出していたほどです」
そこで、マネーポストWEBのコンビニグルメ担当記者Aが、コンビニ各社の鮭ハラミおにぎりを実食。高い評価を受けるその魅力に迫った。
ごはんに浸透するほどの“脂”
まずは、『ジョブチューン』でも絶賛されたローソンの『金しゃりおにぎり 焼さけハラミ』(198円、税込み・以下同)。1包装あたりのカロリーは211kcalとなっている。塩麹に漬けて味付けされたアトランティックサーモンのハラミを使った国産米のおにぎりだ。
「鮭ハラミの切り身がごっそり入っている。鮭ハラミはしっかり脂が乗っていて、口の中に入れた途端に“脂感”を味わうことができます。ごはんもしっかりこだわっているようで、鮭ハラミとの相性もかなりいいと思います。食べていると、鮭の脂とごはんが口の中で見事なマリアージュを見せてくれます。198円は安くはないですが、100円前後のおにぎりではこの味わいは楽しめないと思います」(記者A)