長引くおうち時間でゴミの量が増える一方だが、分別の際に「これは何ゴミ?」と迷うことはないだろうか? 知っているようで知らなかった、身近なものの捨て方を清掃会社に就職し、ごみ清掃員と芸人の二足のわらじで活動中のお笑いコンビ『マシンガンズ』の滝沢秀一さんに聞いた。
ゴミの捨て方で住人のマナーが見える?
ゴミ清掃員歴9年になる滝沢さんによれば、ゴミの捨て方から住人の傾向が見えるそう。
「集積所が乱れている地域は治安が悪く、富裕層エリアほど量が少なくて分別されていたりと、顕著です。以前はゴミの分別なんてしなかったからと苦手意識を持つ人もいますが、そのコツを紹介します。これを機に、回収する人や、その先の環境まで少しだけ想像して、ゴミを捨てていただけるとうれしいです」(滝沢さん・以下同)
次の身近なものは、「何ゴミ」で捨てる? クイズ形式で楽しく学んで、ゴミ出しをもっとラクにしよう!
Q1:ソーセージなどの留め具付き包装や、ホチキス留めした書類は何ゴミ?
A:9割ルールで、どちらも可燃
「自治体のルールによりますが多くは、素材の9割が燃える素材なら、1割が燃えない素材でも可燃ゴミでOK」
Q2:油で汚れている次のものは、何ゴミで捨てる?
a.オリーブオイルのプラスチックボトル
b.ごま油のびん
c.宅配ピザの段ボール
A:油で汚れているものは資源にならず…分別に注意!
「段ボールやびんなどは資源になりますが、油で汚れたものはリサイクルが難しいので、資源回収できません。aのプラスチックとcの紙は可燃ゴミ、bのびんは不燃ゴミへ」
a.オリーブオイルのプラスチックボトル→可燃ゴミ
b.ごま油のびん→不燃ゴミ
c.宅配ピザの段ボール→可燃ゴミ