買ってきた食材やテイクアウトの容器など、家庭ゴミの量は急増している。さらに気温が上がればにおいも気になるところ。そこで、ゴミ出しをスマートにするべく、“スーパー主婦”に快適なゴミ処理の技を教えてもらった。キッチン周りを中心に、消耗品をなるべく使わずにできる、生ゴミのにおいの抑え方や、ゴミを減らすコツを紹介する。
ゴミは「資源」と思えば自然と節約にもなる!
NHK「あさイチ」で“スーパー主婦”として独自の家事哲学を提唱、著書に『「ガラクタのない家」幸せをつくる整理術』(婦人之友社)を持つ整理収納アドバイザーの井田典子さん。いつも整理整頓してある井田さん宅では、毎回ゴミを計量して、ゴミ減らしを実践中だ。
2人家族の可燃ゴミが約3.5kg(45リットル×2袋)とすると、井田家は約1/5量のたったの675g。
「包装ポリ袋や野菜くずは、捨てればゴミですが、使えば資源。再利用するとゴミが減り、捨てるのがラクになります。使い捨てのものを買わなくなるから、節約にもなりますよ」
カサ減らしのワザ
●汚れはシートを使わずウエスを活用
床などの掃除シートは使わず、古着をウエス(ぞうきん)にし、使い倒して捨てる。食器も拭き取ってから洗えば、排水口の汚れが減る。
古着は10cm角に切って再利用する。切ったらコンロ下に常備。汚れた鍋やコンロを拭いてから捨てる。
テーブルは、アルコールをスプレーし、何度も使えるセルローススポンジで拭く。除菌シートでなくても清潔を保てる。