同様に、保険会社の運用実績により受け取る保険金や解約返戻金が変動する「変額保険」も、「払い済み」にすることで月々の保険料を浮かせることができるという。
「『変額保険』は運用実績が悪い時期に『払い済み』にすると受け取れるお金が減る恐れがあるのでプロへの相談が必須ですが、これで大体1万~2万円が節約できる。こうした見直しで、月々2万~4万円程度の生命保険料が削減できます」(同前)
生命保険だけではなく、医療保険も見直す必要がある。
「医療保険は、60歳を過ぎたらよりシンプルにするのがお勧めです。高額療養費制度を利用すれば、入院時に気になる主な出費は差額ベッド代(※注)や食費など。
【※注/患者の希望によって個室に入る際に生じる「差額ベッド代」は高額療養費制度の支給対象外】
これらは日額数千円で済むので、加入中の医療保険が『入院日額1万円、手術1回20万円』給付なら、『入院日額5000円』まで絞っていいでしょう。これで月々2000円ほど保険料が圧縮できます」(同前)
合計すれば年間で50万円近い節約が見込める。
※週刊ポスト2021年4月2日号