吉田みく「誰にだって言い分があります」

コロナ禍で「家族の記念写真」のニーズ増 写真で孫の成長を知って涙する人も

「初めて地元の写真館を利用しましたが、雰囲気のある写真の仕上がりに満足しています。普段利用しているチェーンのフォトスタジオよりも価格を抑えられたのも良かったです。色々とあった年だからこそ、写真という形で思い出を残すことができて嬉しく思っています」(飯田さん)

「写真撮影を通じて家族の繋がりを感じることができた」と話す人もいる。埼玉県在住の食品メーカー勤務、石上えりさん(仮名・34歳)は、フリーで活動しているカメラマンに依頼して、夫と3歳の息子と3人の家族写真を撮影したそうだ。

「マッチングサイトを通じて、撮影を依頼しました。納品される枚数が多く、修正などもしてくれるので“コスパがいい”とママ友たちの間でも人気があります。カメラマンにもよりますが、1時間ほどの撮影時間で1万〜2万円程度の価格設定が多いですよ」(石上さん)

 撮影場所に選んだのは、近所にある大きな公園。平日の昼間を狙えば、“密”を避けることができるので安心だったという。「屋外だったので、子供の自然な笑顔があふれる写真が撮影できました」と石上さんは満足の様子。

「コロナの影響で孫に会えていない両親に息子の写真を送ったら、『会わないうちに、こんなに大きくなったんだね』と、電話越しで泣いて喜んでくれました。写真は人と人とを繋げてくれる力があるんだと思った瞬間でした。また近々利用したいと思います」(石上さん)

 家族の大切な記録を残すことができる写真。コロナ禍で大変な時期だからこそ、写真をきっかけに身の回りの人とのコミュニケーションを広げてみてはいかがだろうか。

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