マネー

定期預金の解約ほか、親が認知症になる前に済ませておきたい手続き

親が認知症になる前に済ませておきたい手続き10

親が認知症になる前に済ませておきたい手続き10

 詐欺被害を未然に防ぐために、固定電話を解約して携帯電話を使ってもらうことを考えたい。「知らない番号からの電話には出ないで」と伝えておくことも大切だ。

 老人ホーム入居費用など多額の資金が必要になったとき、どこから捻出するかも話し合っておきたい。預貯金や不動産など親の資産を使う場合に利用を検討すべきなのが、任意後見か家族信託の2つの制度だ。

「相続財産が多い人は検討したほうがいい。親が認知症になった後では話し合いができないので、できるだけ早く手続きを進めておく必要があります」(同前)

 実家や資産を売却して費用に充てるなら「家族信託」が、親の年金を月々の介護・生活費用に充てるなら「任意後見」が必要などの違いがあるので、弁護士や司法書士ら専門家に相談のうえ親子で話し合いを進めたい。

※週刊ポスト2021年4月16・23日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。